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「いつも同じことで叱ってる」「イライラして、つい怒鳴ってしまう」「毎日叱りすぎかな・・・」
子どもを叱るのって難しいですよね。叱り方に悩む親は意外と多いと言われています。ちゃんと育ってほしいと思って叱っているのに、子どもに伝わっていない気がするのは、叱り方に原因があるのかもしれません。
この記事では、しっかりと思いが伝わる「子どもの叱り方」のコツややってはいけない叱り方を紹介します。あなたのお子さんが何度言っても同じことを繰り返してしまう場合には、ぜひ参考にしてください。
子供に思いが伝わる「叱り方」
あなたの思いがしっかりと子供に伝わるようにするには「叱り方」が大事です。3つのコツを意識してみてくださいね。
- 面と向かって目を合わせる
- 叱るタイミングはスピードが大事
- 叱る理由は1つに絞る
1つずつ体験談を交えながら説明します。
①面と向かって目を合わせる
子供を叱る時には、面と向かって子供と目を合わせて叱りましょう。しっかり目を見て話さないと、子どもは自分に話しかけられているのかがわかりません。
スマホを見ながらや家事をしながら叱っていませんか?他のことをしながらでは子どもにはほとんど響いていません。
うちの子の場合は、叱っている最中にそっぽ向いてしまうことがあったんですよね。
子供ながらにこの状況から逃げたいって心理があるのかもしれません。私自身が小さい頃そうだったし…。
そういう時には、子どもの視界に入るようにしてみたり、しっかりとこっちを見るように顔を向けさせたりするようにしてみてください!子どもも「ちゃんと聞かなきゃ」って無意識に感じるはずです。
叱る時には子どもと目を合わせて、お互いの顔が見ながら叱りましょう。
②叱るタイミングはスピードが大事
叱る時にはスピード感を大事にしましょう。時間が経ってからでは「なにがいけなかったのか」子どもはすぐに忘れてしまいます。
特に危険なことをしたときには、その場ですぐに叱ることが大切です。命が危険にさらされる時や人を傷つけてしまったときには「なぜダメなのか」理由を伝えましょう。
ただし、危険が近いときなどは、すぐにその場を離れ、別の場所でできるだけ時間を空けずに叱りましょう。
お友達の前で大きな声で叱るのはNGです。「お友達の前で叱られた」ことで「恥ずかしい」とか「やめてよ」って気持ちを持ってしまいます。そうなると、肝心な部分が伝わりません。子どもだけに聞こえるように、ポイントを絞って短く叱ってあげてください。
我が家では道路に飛び出したり、人や物に石を投げたりした時は、すぐにその場で真剣に叱っていました。
取り返しのつかないことになりかねない時には、すぐに「真剣に」叱ることが大事です。これは同じ状況が起こるたびに根気よく、そしてちょっと強く叱っていました。怖い顔をして伝えることもこの場合は必要だと感じます。
③叱る理由は1つに絞る
叱る時には1つのことに絞って叱りましょう。子どもは同時にいろいろなことを理解できません。「ママがなんか大きな声で怒ってるなぁ」と、叱られた理由がわかっていないことが多いです。叱るときは「何が悪かったのか」が、子どもでもわかるようにちゃんと説明しなくてはいけません。
ついついあれもこれも言いたくなる気持ちはわかります。ですが、一度に全部注意してしまうと、ごちゃごちゃしてなんで叱られたのかわからなくなってしまいます。
これって結構ママにあるあるなんじゃないかなって思うんですよね。叱ってる最中に、「あれもあった!これも言わなきゃ!」って思い出しちゃうんですよね。
でもそれまでママも忘れてたってこと。大人が覚えていなかったのに子供が覚えているわけありません!
思い出したことをまとめて言うのではなく、その時に一番伝えなきゃいけないことをしっかりと伝えてあげましょう。他のことはまた同じことが起こった時にきちんと伝えてあげられればOKです!
「お友達とおもちゃの取り合いをして叩いてしまった」
こんな場面も子どもならあるあるですよね。
そんな時は、すぐに「なんてことするの!」と言いたくなります。でも、一度子どもの気持ちに寄り添ってあげてほしいです。
「取られて嫌だったんだね。でも叩いたらダメなんだよ」と、子どもの気持ちに共感してあげてから叱りましょう。子どもの気持ちを受け止めてあげることで、子どものイライラや怒りが落ち着き、ママの思いが伝わりやすくなりますよ。
【NG】これじゃ伝わらない!ダメな叱り方
子どものためにと思っていても、肝心の子どもに伝わっていなければ意味がありません。「何回言っても伝わらない…」と感じているなら、叱り方を見直しましょう。
子どもに思いが伝わらないダメな叱り方を3つ紹介します。
- 怒りに任せて怒鳴る・叩く
- 時間をかけて長々と叱る
- 周りの子との比較やプライドを傷つける
普段のあなたの叱り方を思い出してみてください。やってしまっていませんか?
怒りに任せて怒鳴る・叩く
大きな声で怒鳴ったり、子どもを叩いたりすることはやめましょう。大人が大きな声で怒鳴ると、子どもは「怖い」という感情だけを感じてしまい、なぜ怒られているのかが理解できません。
ときどき外で子どもに向かって大声で怒鳴ってるお母さんを見かけることがあります。かつて子どもが小さい頃、私も同じように怒鳴ってしまっていました。だから、怒鳴ってしまう気持ちもわかるんですよね。
でも、それでは結局子どもには伝わらず、また同じことを繰り返してしまうんです。親も子どもも「怒鳴ってしまった」「怒鳴られた」と負の感情しか残りません。
叱る前に深呼吸。自分の感情を落ち着かせることが大切です。
叩くのはしつけではありません。暴力で解決しようとする悪い方法を子どもに教えているのと同じです。イライラや怒りは深呼吸で抑えて。叩くのはやめましょう。
時間をかけて長々と叱る
叱る時に長々と時間をかけて叱るのはやめましょう。親はきちんと説明立てて伝えようとしているかもしれませんが、子どもは言われたことのほとんどは忘れてしまいます。
話が長くて、内容が頭に入ってこないっていう経験は私たち親にもあるはずです。
叱るとは違いますが、代表的なのが来賓の挨拶!ありがたい⁉話を長々と話してくれても、結局内容は全然入ってこないって経験、覚えがあるはずです。それよりも「おめでとうっ!未来にはばたけ!」みたいな短い言葉の方が記憶にはしっかり残ったはずです。状況は違いますが、子どもに叱る時も同じです。
叱るときダラダラ長く叱り続けると、子どもには初めの方に言われたことは忘れ、「叱られて嫌だな」という気持ちだけが残ります。
そうなると聞いているポーズだけで、ママやパパの言葉を聞き流してしまうことも。
子どものために叱っているのに、受け流されてしまうなんて悲しい。
周りの子との比較やプライドを傷つける
子どもを叱るときに、ついしてしまいがちなのが「誰かと比べて叱ること」
クラスのお友達や近所の子どもと比べて「〇〇ちゃんみたいになんでちゃんとできないの?」などと叱ると、子どもの心を傷つけ自信をなくさせてしまいます。
他にも「頭が悪いからできない」や「何回注意してもわからない子なんだね」などもNG。子どもに伝わるどころか反発の心を起こさせてしまいかねません。
子供の年齢に合わせて叱り方を変える
年齢や発達に合わせて伝わる叱り方が違います。お子さんの年齢に合わせて参考にしてみてくださいね。
0歳:表情や声のトーンを意識
言葉が通じないなくても、ママやパパの表情や雰囲気からしっかり伝わります。悲しい表情や低めの声など、雰囲気でいけないことを伝えましょう。
1~2歳頃:目を見て短く伝える
- 表情、低い声のトーン、雰囲気で伝える
- 悪いことをしたときは、その場で目を見て短く叱る
この時期は出来るだけ、叱ることより危ない行動をする前に、先回りして止めてあげるようにしましょう。
3歳頃:わかりやすい言葉で
- まず子どもの気持ちを聞く
- わかりやすい言葉で短く叱る
- 生活や遊びにルールがあることを伝える
イヤイヤ期も始まって、ママやパパが叱りたくなるシーンも増える頃。
特に、お友達に手を出してしまったり、「ダメ」と言われることほどやりたくなったりするので、ママやパパはヘトヘトに…。
なんでも「イヤイヤ」言われてしまうことが多い時期ですが、子どもに寄り添う姿勢を大切に叱ることがポイントです。
4~6歳頃:一貫性を持って叱る
- 叱るときには理由を伝える
- 叱るポイントに一貫性を持たせる
- どうすればよかったのか?を考えさせる
- 根気よく、繰り返し伝える
「〇〇したらお友達は嫌な気持ちになるよ」や「どうすれば〇〇ちゃんとケンカにならなかったと思う?」など、子どもに考えさせる叱り方が必要。
一番大切なのは「ダメなものはダメ」という一度決めたルールは曲げない、一貫性のある叱り方を意識することです。
ゲームの時間やお菓子の量など、親のその日の気分などでゆるゆるになりがち…。「昨日はダメだったのに今日はOK」や「泣いたらいうことを聞いてくれる」など、親がブレると子どもは混乱するので、一貫性が大切です。
小学生:叱りつつ今後の行動を一緒に考える
- 頭ごなしに叱るのではなく、何がダメだったかを子ども自身に考えさせる時間をとる
- どうすればよかったのか、一緒に考える
小学生になると、叱られてから悪いことだったと気付くのではなく、叱られる前に自分でダメなことに気付くことが必要。
反抗期も出てくるので、親に頭ごなしに叱られると反発して上手くいかないこともあるので、一緒に考えて答えを探しましょう。
叱るというより、寄り添って教えてあげるくらいの方が上手くいきますよ。
中学生:叱るよりも自分で考えさせる
- 大人扱いをする
- 気にかけている姿勢で関わる
- 叱るより話し合う
中学生になると子供扱いすることで反発され上手くいかないことがあります。大人扱いし、自分の行動に責任を持たせるようにしましょう。
この時期によく言う「勉強しなさい」と頭ごなしに言うのはNG。「最近、勉強の調子はどう?」などと気にしていることを伝えるくらいに留めましょう。
叱った後には必ずフォローをしてあげて
子どもを叱るのは、子どもが大切な存在だから。
- 叱った内容を引きづらない
- 改善したら褒める
- あなたのために叱っているとちゃんと伝える
伝えたい気持ちを伝えたら、こちらから「はい!もうこの話はおわり!」「さあ、ご飯食べよう!」など、子どもが気持ちを切り替えられるように促してあげましょう。
いつまでもダラダラ引きずると、親も子どもも嫌な空気のままで辛い…。サッと切り替えるのが大切!
子どもを叱る必要があるのはこんなとき
「イライラしてついつい子どもを叱ってしまう…」それは本当に子どものため?本当に叱る必要のある場面なのか考えてみましょう。
- 子どもの命の安全に関わるとき
- 他の人を傷つける行為をしたとき
- 社会のルールを守れないとき
命にかかわるような危険な場面
子どもの命に関わるような危ないことをしたときは、正しく叱る。子どもになぜ危ないのかを理解させなければ子どもの命を守れません。
「道から飛び出さない!」などの交通ルールや、「子どもだけで火を使ってはいけない」「高いところから身を乗り出してはいけない」など身近な危険は、子どもが危ない行動をしてしまう前にしっかり伝えておきたいですね。
人や物を傷つけてしまった時
お友達を叩いたり、悪口を言ったり、意地悪をしてしまったり…。人を傷つける行為は、絶対にしてはいけないとしっかり伝えましょう。
「自分がされて嫌なことは人にしない」こうキッパリ伝えると小さな子どもでも理解しやすいですよ。
社会のルールから外れそうになった時
子どもはママやパパに教えてもらって、初めて社会のルールを学んでいきます。「していいこと」と「ダメなこと」の区別をしっかり教えましょう。
社会のルールを教えることは、この先の子どもを守ることに繋がりますよ。
本当に叱る必要があるか考えよう
「子どもの困った行動をやめさせたい」
そう思って毎日叱ってクタクタ…なんてこと、子育て中のあるあるですよね。でも、その子どもの行動は本当に叱る必要があるのか考えてみましょう。
子どもの困った行動は、親とのコミュニケーションを求めている気持ちの裏返しかもしれません。そんなときは叱ると逆効果。叱るのではなく、してほしい行動を示してみましょう。
例えば「走っちゃダメ」→「危ないから歩こうね」など、こんな感じの声掛けを!
他にも、弟や妹が生まれ、ママに構ってもらえないと感じわざとイタズラしてしまうこともあります。
そんなときは、スキンシップを増やしたり、弟や妹のお昼寝の時間などに上の子どもとだけ遊ぶ時間を作ったりしてあげましょう。
実は寂しい思いをしているということを理解して、時々、ぎゅーってハグしてママパワーを充電してあげてくださいね!
まとめ
- 悪いことをしたときは、その場で目を見て理由を伝えて叱る
- 感情的になったり、長々叱ると子どもに伝わらない
- 年齢や発達に合わせて叱り方を変える必要がある
- どうしても子どもを叱らないといけない場面だけ叱る
子どもを叱ることは、ママやパパに根気や忍耐力が必要です。
時には感情的になってしまって間違った叱り方をしてしまうこともあるかもしれません。でも、子どもと真っ直ぐに向き合っていれば、ちゃんとママやパパの思いは伝わります。
子どもも親も人間なので失敗することもあります。失敗を成長に変えていける、そんな声掛けになる叱り方を意識して、子どもを育てていきましょう。
中学生と小学生の子供を育てています。これまでの子育て経験をもとに年齢別の叱り方のポイントもお伝えしますね。子育てに正解はないので、あくまで参考にしてください!