
「今日も食べちゃった…なんて自分は意思が弱い人なんだろう…」

「ついイライラしちゃって気づけばたくさん食べてしまった…」
こんな事思ったことはありませんか?
食事は作業効率や集中力を高め、自律神経を整える効果があります。ですが、食欲が抑えられず食べ続けると、体重が増加し、糖尿病や心臓病などのリスクが高まってしまうのです。
この記事は食欲が止まらない原因とすぐにできる対処法を紹介しています。日常生活でできるものなので、ぜひ最後まで見て試してみてください。
食欲が止まらない主な原因
ここでは食欲が止まらない主な3つの理由を紹介していきます。なにか当てはまるものがあるかもしれませんので、読んでみてくださいね。
ストレス

食欲が止まらない原因は「ストレス」です。
ストレスが溜まると人間の体の中の「コルチゾール」というホルモンが働き、食べたい欲求が増えていくからです。
「コルチゾール」は食欲を抑える「レプチン」「セロトニン」というホルモンを抑制してしまう作用があるのです。そのためたくさん食べてしまいます。
例えば、人間関係の不安だったり、会社でのストレスなど日常生活でのストレスがありますよね。「イライラしてつい…」や「ストレス太り」なんて聞きませんか?それはコルチゾールの働きからなのです。
食べることで「セロトニン」や「ドーパミン」などの快楽ホルモンが分泌されて一時的にリラックス状態になります。甘いものや高カロリーのものは人間にとって心地よいものと考えるためストレス解消のために選ばれやすいのです。
このような結果から「ストレスが溜まる→食べると幸せになれる」という考えが働いてしまいストレスが溜まると食べてしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
食欲が止まらない原因の1つに「ホルモンバランスの乱れ」があります。特に女性は、生理周期によってホルモンバランスが変化しやすいため、これが影響していくのです。
生理周期は「卵胞期」→「排卵期」→「黄体期」→「生理期」の周期になっています。この周期に「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つのホルモンが変動することによって食欲が増すと言われています。
- 「エストロゲン」…女性らしさをつくるホルモン。骨や血管を丈夫にする。別名「美のホルモン」と言われホルモン分泌が盛んな時は肌の状態や精神状態が安定する。
- 「プロゲステロン」…妊娠の準備をするホルモン。むくみや便秘・肌トラブルを起こしやすくする。イライラしやすくなったり食欲が抑制できなくなる。「黄体期」に増加し「生理期」に減少
例えば生理前や生理中にチョコレートやケーキなどの甘いお菓子やラーメンやフライドポテトなどの高カロリーなものをやたらと食べたくなる時ありませんか?
「プロエステロン」の働きによりイライラしやすくなったりするとストレスが溜まってしまい1つ目で説明したストレスから食欲が抑えられなくなってしまうのです。
したがって、ホルモンバランスの乱れとそこからくる心理的な要因などで食欲が抑制できなくなってしまうのです。
睡眠不足

睡眠不足からくる食欲の増加もホルモンが関係しています。
なぜかというと睡眠不足により、食欲を抑える「レプチン」というホルモンが減少してしまい食欲を高める「グレリン」というホルモンが増加するからです。
仕事の残業で帰るのが遅くなった。見たいドラマがあってついつい夜更かししてしまい翌日の食事で無意識に多めに食べてしまう事も。
このような原因で食欲が抑えられなくなってしまいます。睡眠不足は食欲が抑えられなくなる他に、交通事故の原因や記憶力・運動能力の低下、肌荒れを引き起こす
など様々な悪影響があります。
食欲が止まらない時の3つの対処法
ここからは、誰でもできる食欲を抑える方法を紹介します。今すぐできるので次からお伝えする3つの対処法を試してみてください。
ツボ押し
食欲を抑えられないときにはツボを押してみましょう。実は、食欲が抑えられるというツボがあります。
「耳つぼダイエット」など聞いたことがありませんか?耳の特定のツボを刺激してダイエット効果を出す方法です。
「ツボ」というと体の方を想像する方が多いと思います。実は意外と耳にはツボが多いのです!
例えば
- 飢点 …耳の前の突起の付け根の部分。食を抑える効果。
- 胃点 …耳の穴の入り口の近く。食欲を調整する効果。
- 内分泌…耳の下のヘコみ部分。ホルモンバランスを整える効果。
などがあります。
耳つぼは食欲を抑えるだけではなく、ホルモンバランスを整えてくれたり自律神経を整えたりしてくれます。
このツボを押すタイミングは食事の15分~30分前に押すと効果が表れると言われています。あまり強すぎず弱すぎず、適度な力で押してみてください。
たくさん噛んで食べる
たくさん噛んで食べることは食欲を抑えるのに効果的です。
たくさん噛んで食べることで「ヒスタミン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは満腹中枢を刺激し満足感を得やすくなります。
また、噛むことで消費カロリーも増えたり口周りの筋肉が鍛えられフェイスラインが引き締まったり、睡眠の質が向上されると食欲を抑える他に嬉しい効果があるのです!
例えば野菜や果物・ナッツ類などです。こうした食品は、消化に時間がかかるため、満腹感を得やすく、過剰に食べるのを防ぐのに役立ちます。逆にあまり噛まずに食事をしてしまうと臓器に負担がかかり、唾液の量が減少して口内環境が悪くなって虫歯や歯周病の原因に…。
「もしかしたら自分はあまり噛まずに早食いしているかも…」とあてはまった方は普段の食事の時に意識してみてください。
軽い運動

運動をすると、体が動いてエネルギーを消費するため、食欲が一時的に減ることがあります。
運動することにより食欲を増加させる「アシルグレリン」というホルモンの血中濃度が低下し、食欲が低下するとのことです。また食後に運動を行うと食欲を抑制する「PYY」と「GLP-1」というホルモンの血中濃度が増加する仕組みです。
例えば食後15分~30分くらいのウォーキングはストレスを軽減させて過度な食欲を抑えてくれます。この他に軽く肩や腕を伸ばす軽いストレッチはリラックス効果があったり、数回のスクワットは血流がよくなり食欲を抑えられるのです。
筋トレやウォーキングなどをすると「アドレナリン」が分泌されます。このホルモンは空腹のときに分泌される「グレリン」というホルモンの分泌を抑制する効果があります。
この結果から軽い運動をすると食欲が抑制されるのです。
まとめ
食欲が止まらないのは決して自分の意志が弱い訳ではなく、様々な原因があります。
対処法も日常生活に取り入れられるものなのでぜひ試してみてください!
そしてダイエットは健康的な食事と適度な運動が前提です。過度な食事制限や無理な運動は逆に太りやすくなってしまい健康を損なう危険があります。「食べること=悪いことではない」のです。
私たちパーソナルジムのスタッフは個人のレベルに合わせてトレーニングをしたり食事のアドバイスをさせていただきます。
「今の自分にはどんなトレーニングがあっているのか?」や「ダイエット中でも食べられる食事はどんなものだろう?」と思っている方はぜひ私たちに気軽に相談してください!
一緒に健康的な・理想な体を作ってみませんか?
ダイエット中なのに食欲が止まらない!