【換毛期】犬の抜け毛の時期はいつ?犬種・効果的な対策までまとめて解説

愛犬が動くたびふわっと毛が舞う

毎日そうじをしてもソファやカーペットが毛だらけ…

この抜け毛、どうすればいいの?

そんな悩みを抱えている飼い主さんは多いのではないでしょうか。

粘着ローラーをこまめに使ったり、そうじ機をかけたり、やってはいるけど、追いつかない…。

他にできる解決策を知りたいですよね。

実は、今よりもっと「効果的な抜け毛対策」があるんです。

今回は、現役トリマーの知人の経験談をもとに、犬の「換毛期」の基本的な知識を解説!すぐにはじめられる抜け毛対策も合わせて、詳しくお伝えします。

この記事を読めば、

  • なぜ愛犬の毛が抜けるのか?
  • 換毛期の時期や必要性
  • 毛が抜ける犬・抜けない犬
  • すぐに試せる効果的な抜け毛対策

この4つが分かります。

愛犬の抜け毛問題に日々悩んでいる飼い主さんはぜひ、この記事を参考にしてくださいね。

犬の抜け毛の時期は春と秋の年2回

犬には「換毛期」という毛が生え替わる時期が年に2回あります。

人間が季節の変わり目に衣替えをするように、犬も暑さや寒さに耐えられるように「夏毛」と「冬毛」が生え替わるのです。

一般的に春と秋に換毛期がきて、1か月半ほどかけて古い毛から新しい毛に生え替わります。

春の換毛期には、密度が少ない通気性に優れている夏毛が生え、秋の換毛期には、長く密度があるふわふわした冬毛が生えます。

最近は室内犬が増えたことから、冷暖房で気温が一定に保たれた中で過ごす犬が多くなりました。

そのため、「換毛期にあまり毛が抜けない」「換毛期が真夏や真冬にきた」など時期がずれて換毛する犬もいます。

年に2回、適切な時期に換毛を迎えるためには、毎日散歩に行くなど積極的に外気にふれさせるように意識しましょう。

毛が抜ける犬種と抜けない犬種

ここからは毛が抜ける犬と抜けない犬について詳しく説明します。

換毛期があるかないかは犬種でちがい、被毛の種類で決まります。

犬の被毛は「シングルコート」と「ダブルコート」の2種類があり、この2つはそれぞれ毛が生え替わる周期がちがってくるのです。

では、どのような犬に換毛期があるのでしょうか。

毛が抜けるのは「ダブルコート」

換毛期に毛が抜けるのは「ダブルコート」をもつ犬です。

(上毛)オーバーコートと(下毛)アンダーコートの2層の構造になっており、このうちアンダーコートが換毛期に大量に抜け落ちるため、抜け毛がとても多く感じられます。

ダブルコートの犬種例

チワワ、ポメラニアン、ダックスフンド、フレンチブルドッグ、ゴールデンレトリーバー、

ラブラドールレトリーバー、秋田犬、柴犬など

抱っこやスキンシップをすると、服やからだに大量の毛がつくため、そうじの頻度が激増します。

抜け毛が、ふわっと空気中に舞い上がることで、家族の咳やくしゃみが止まらなくなるなど、アレルギーや衛生面の問題が出てくる場合もあるでしょう。

ダブルコートの犬は、小型犬でも抜け毛の量は多く、犬種や体格に関係なく、大変さは変わりません。

換毛期の時期は、念入りにブラッシングをするなど適切なケアと徹底したそうじが大切になります。

毛が抜けないのは「シングルコート」

換毛期がなく、抜け毛が少ないのが「シングルコート」の犬です。

アンダーコートがなく、オーバーコートのみの1層の構造で、1年を通してゆっくり生え替わるため抜け毛は少ないと言われています。

シングルコートの犬種例

トイプードル、マルチーズ、ヨークシャーテリア、イタリアングレーハウンド、

ミニチュアピンシャー、ダルメシアンなど

抜け毛が少ないため、服に毛がつきづらいです。

体臭も少ない傾向にあります。

個体差はありますが、アレルギー対策としても比較的扱いやすいと言われています。

シングルコートの犬は、毛が伸びつづける犬種が多いため、定期的なカットが必要になることもあるでしょう。

毛玉ができないように、こまめにブラッシングをするのもおすすめです。

犬の抜け毛におすすめな対策

犬の抜け毛におすすめな対策は、この3つです。

  • ブラッシング
  • シャンプー
  • 服を着る

ブラッシング&シャンプーは基本的なケアになります。

サマーカットは必要に応じてしてあげましょう。

そして1番早くはじめられる対策は、服を着ることです。

最初にブラッシングをしてあげましょう。

ブラッシングで抜けかけた古い毛を取ることで、落ちる毛が少なくなり、次の毛の生え替わりにもよいと言われてます。

抜け毛を放置すると、皮膚トラブルの原因になります。

換毛期には、念入りなブラッシングで血行をよくし毛玉や皮膚炎にならないようにしっかりケアをしてあげましょう。

ブラッシングに使うブラシは、毛の長さや毛質にあったものを使ってください。

ブラシの種類は多数あります。

  • スリッカーブラシ
  • ラバーブラシ
  • コーム
  • ピンブラシ

毛を整えるときには、ピンブラシやコームがよいでしょう。

毛玉など毛のもつれにおすすめなのは、スリッカーです。

皮膚に強くブラシを当てたり、毛玉を無理に引っ張ったりしないように注意しながら無理のないようにすすめていきましょう。

シャンプーをすることも抜け毛を取るのに有効です。

毛穴に汚れがたまっていると、抜け毛の原因になる場合があります。

低刺激のものを選び、回数は多くても月3回程度にしましょう。

タオルやドライヤーでしっかり乾かし、保湿ケアまで忘れないようにしてあげてくださいね。

最後のおすすめの対策は、服を着ることです。

  • 抱っこをすると服が毛だらけ
  • 部屋中に毛が舞って困ってる

そんな悩みにとても効果的です。

寒い季節であれば保温にもなります。

夏には、通気性のあるひんやり素材がおすすめです。

愛犬がストレスを感じづらい、脱ぎ着が楽な服を選んであげることが大切です。

首に巻く小物からはじめたり、少しずつ慣らしていくのもいいですね。

こちらでもおすすめの商品を多数紹介しています。

愛犬にあった服があるか、ぜひチェックしてみてくださいね。

愛犬といっしょに服を楽しみながら換毛期を乗り越えましょう!

まとめ

犬にとって換毛期は、体温を調整するために欠かせない大切な期間になります。

春と秋の年に2回、この期間に生え替わることで健康を保てるのです。

夏はすっきりと涼しく、冬はふわふわで暖かく、愛犬がこの期間快適に過ごすためにしっかり抜け毛対策をしてあげましょう。

いつもより念入りにブラッシングをしてあげること、適切なシャンプーや保湿をすることを意識してケアをしてあげてくださいね。

換毛期は、飼い主さんにとってとても大変な期間ですが、愛犬の毛の変化を少しでも楽しみながら過ごしてもらえたらと思います。

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