この記事にたどりついた方は、今まさにそんなことを考えているのではないしょうか。
キャンプはどんな道具を持っていくのも、何をするのも自由なアクティビティです。
とはいえ、最低限の準備をしておかないと、楽しむどころかつらい経験になってしまいます。
ここでは、初心者がソロキャンプに持っていくべき基本の持ち物6選をわかりやすくご紹介します。
まずはこの記事を参考にして、快適なソロキャンプライフを送ってみませんか。
ぜひ最後までご覧ください。
ソロキャンプに持っていくもの6選
キャンプを始めたばかりの方は、絶対に必要なアイテムからそろえるのがポイントです。
やってみてから「これもあった方がいいな」と思ったものを少しずつ足していくのが良いでしょう。
ここでは「必需品」と「あると便利なもの」に分けてご紹介します。
どんなキャンプをしたいか思い浮かべながら、準備をしてみましょう。
【必需品】必ず持っていくべきもの
ソロキャンプを始めるなら、必ずそろえておきたい基本の道具が3つあります。
- テント
- シュラフ(寝袋)
- マット
ここでは、それぞれのアイテムの特徴と選び方をわかりやすく解説します。
①テント

ソロキャンプ初心者にとって、最初に準備すべきものはテントです。

これから購入するなら「2〜3人用のドーム型テント」をおすすめします。
ソロとはいえキャンプでは荷物も多くなり、ゆったりと過ごすためにはある程度のスペースが必要だからです。
ドーム型は設営が簡単で自立するタイプが多く、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
たとえば、1人用テントは軽量ですが荷物を置くと狭く感じることも。
その点、2〜3人用なら荷物を中においても余裕があり、着替えや休憩にも十分な広さがあります。
さらに前室付きのドーム型なら、靴や道具を外におけるスペースも確保できます。
素材はポリエステルを選ぶと、雨や夜露にぬれてもすぐ乾き、カビの心配がありません。
ソロキャンプを快適に楽しむなら、まずは設営が簡単でスペースに余裕のある「2〜3人用のドーム型テント」を選ぶことをおすすめします。
②シュラフ(寝袋)

ソロキャンプには、シュラフ(寝袋)を必ず持っていくようにしましょう。
夜は想像以上に寒くなることがあり、体が冷えると風邪をひいてしまう可能性もあるためです。
とくに初心者は、寒さで眠れなくならないよう、しっかりと寝具をそろえておくことが大切です。

寝袋にはいくつか種類がありますが、初心者には「化学繊維の3シーズン用シュラフ」がおすすめです。
春から秋まで使えるため、幅広い季節に対応できます。価格は1万円前後と手ごろで、コストパフォーマンスにも優れています。
汚れていても自宅で洗えるタイプが多いのも、初心者にとっては嬉しいポイント。
シュラフにはダウン素材のものもありますが、初心者にはあまりおすすめできません。
軽くて暖かいというメリットはあるものの、価格が3万円前後と高めで手入れに手間がかかってしまいます。
初めてのソロキャンプなら、手ごろで扱いやすい「化学繊維の3シーズン用シュラフ」をひとつ用意しておきましょう。
③マット

キャンプ初心者には、「クローズドセルマット」を最初の1枚としてをおすすめします。
空気を入れる手間がなく扱いやすいうえ、パンクの心配もなく、価格も手ごろだからです。
クローズドセルマットはウレタン素材でできており、折りたたみ式やロールマット式のシンプルな構造でできています。
空気をいれて使うエアーマットやインフレーターマットと違い、広げるだけですぐ使えるのもおすすめポイント。
寝心地はやや劣りますが、毛布や銀マットを下に重ねることでクッション性を補うこともできます。
マットの中でもエアーマットは3万円前後するものもありますが、クローズドセルマットは1万円以内で手に入り、コスパも良好です。
扱いやすさとコストパフォーマンスを重視するなら、初心者には「クローズドセルマット」が最適です。
ソロキャンプにあると便利なもの
ソロキャンプはテントを張ってマットとシュラフを広げれば、最低限の準備は完了します。
そこから先は、料理をしたり読書をしたり、お酒を飲んでのんびり星を眺めたり、ソロキャンプの醍醐味である自由な時間です。
ここからは、そんなときにもっていくと便利な道具をいくつかご紹介します。
クッカー・調理器具

調理はあまりしない場合でも、最低限のクッカーは用意しておくと便利です。

おすすめはアルミ製のクッカー。
軽量扱いやすく、熱か均一に伝わりやすいため、初心者でも調理しやすいからです。
アルミ製のクッカーは、軽くてコンパクトなので、荷物を減らしたいソロキャンプにぴったりです。
熱伝導率が高いため、食材をムラなく加熱でき、焦げ付きにくいのもメリット。
一方、チタン製クッカーは軽量であるものの価格が高く、熱が均一に伝わらず焦げ付きやすいというデメリットがあります。
アルミ製なら価格も比較的手ごろなので、初めてのキャンプに取り入れやすい点も魅力です。
軽さ、使いやすさ、価格のバランスに優れたアルミ製クッカーを準備しておくのがすすめです。
他にも、初心者の方はCB缶タイプのシングルバーナーを1つ持っておくのもおすすめです。
CB缶とは、家庭用ガスコンロで使われるタイプのガス管を指します。
CB缶は手軽に入手でき、扱いやすく、急なトラブルにも対応しやすいからです。
CB缶はスーパーや100均、コンビニなどでも購入ができ、万が一ガスが切れてもすぐに手に入ります。
バーナーがあればお湯を沸かしたり、インスタト食品や簡単な料理がすぐに作れるので、雨や風など焚き火が使えない時でも安心です。
一方で、アウトドアでよく見るドーム型のガス管(OD缶)はやや高額で入手場所も限られます。
焚き火調理も可能ですが、鍋が黒くなったり、火加減が難しく初心者にはハードルが高めです。
入手のしやすさと実用性を考えると、まずはCB缶タイプのシングルバーナーを1つ用意しておきましょう。
ランタン

ランタンもキャンプンは欠かせない道具の一つです。特に初心者にはスイッチ一つで明かりが灯る「LEDランタン」がおすすめです。
キャンプ場は日が沈むと一気に真っ暗になり、明かりがなければ食事や移動が難しく、思わぬケガにつながることもあります。
安全かつ快適に過ごすには、しっかりとした明るさを確保する必要があります。
そんな時に便利なのが、扱いやすいLEDランタンです。
LEDランタンは充電式のものが多く、繰り返し使えます。持ち運びにも神経質にならずに済むのがメリットの一つです。
LED以外のランタンには、オイルランタン、ガスランタンガソリンランタンなどがありますが、いずれも燃料に火をつけて使用するタイプです。
燃料の用意が必要であったり、LEDランタンに比べて扱いが難しいものも多くあります。
LEDランタンなら夜間のちょっとした移動や、テーブルまわりの作業などにも手軽に使えるほか、防災グッズとしても活用可能です。
明るさの目安は、サイト全体を照らすためには1,000ルーメン、テーブルなどにおいて使用するものは300~500ルーメンが適しています。

サイト全体が暗いと何をするにも不便なため、まずは1,000ルーメンのライトを用意するといいでしょう。
キャンプは夜を楽しむものといっても過言ではありません。最初の一つとして、1,000ルーメンのLEDランタンを準備しておくと安心ですよ。
テーブル&チェア

荷物をできるだけ減らしたいソロキャンプでも、快適に過ごすためにはテーブルは必要なアイテムです。
特にメインテーブルにはコンテナボックス、サブテーブルにはSOTOの「フィールドホッパー」の組み合わせがおすすめです。
調理や食事をする際に地面に物をおくと作業がしづらく、疲れやストレスにつながります。
荷物を減らしながらも快適な空間を確保するには、実用性と収納性を兼ねたアイテムを選ぶことが大切です。
たとえば、荷物を入れて運んできたコンテナボックスを、そのままメインテーブルとして使えば、荷物の数を減らせて準備や片づけも楽になります。
コンテナのフタをテーブルとして使えるアイテムも市販されており、食材を切ったり料理を並べたりと、調理や食事のスペースとしてしっかり活用できます。
「荷物を減らしつつ快適に過ごす」というソロキャンプの理想を、うまく叶えてくれるアイデアです。

サブテーブルとしておすすめなのがSOTOの「フィールドホッパー」。
ワンタッチで開けるうえ、A4サイズ・重さ395gと非常に軽量なのが嬉しいポイントです。
コーヒーやインスタントスープを置いたり、シングルバーナーでちょっと調理したりと、小さくてもしっかり活躍してくれます。
使用後はA4縦半分ほどのサイズに折りたためるので、ザックのすき間にもサッとしまえて、携帯も抜群です。
メインテーブルには「コンテナボックス」、サブに「フィールドホッパー」があれば、軽量かつ快適なキャンプ時間を過ごせますよ。
また、キャンプの快適さを左右するのがチェア選び。
その中でもその中でも「Helinox(ヘリノックス)」の「グラウンドチェア」は初心者にもベテランにもおすすめです。
キャンプでは、焚き火を眺めたり、食事をしたり、読書をしたりと、意外と座っている時間が長くなります。
その時間を快適に過ごせるかどうかで、キャンプ全体の満足度が大きく変わるからです。
「グラウンドチェア」はロースタイルで、地面に足を投げ出して座れるため、自然の中で心地よくくつろげます。
焚き火にはちょうどいい高さで、腰を深くかけられる座面設計。重さはわずか615gと超軽量、収納時は30㎝ほどとコンパクトで、持ち運びもラクです。
組み立てもシンプルで、ポールをはめてカバーをかけるだけ。

説明書いらずで感覚的に使えるのも魅力です。
さらに、冬キャンプ用にフリース生地のチェアカバーも用意されており、1年を通じて活躍してくれます。
丈夫で長く使える品質の高さもあり、多くのキャンパーが愛用しているのも納得のアイテムです。
一度買えば長く使える高品質チェアとして、「Helinox(ヘリノックス)」の「グラウンドチェア」はおすすめですよ。
ソロキャンプに持っていくものが多すぎる!荷物を減らすコツ
キャンプを始めたばかりの頃は「これも必要かも」と思って、つい荷物が多くなりがちです。
しかし、多すぎる荷物は積み込みも積み下ろしも時間がかかり、大事なリラックスタイムが減ってしまいます。
さらに問題なのは、帰宅後の片づけです。
荷物が多すぎると、楽しかったキャンプの記憶より「片づけが大変だった」というイメージしか残りません。
そうならないためにも、次の4つのポイントを意識して持ち物を見直してみましょう。
- 道具の優先順は何か
- 用途が被っている道具がないか
- 「もしかしたら使うかも」という理由で入れている道具はあるか
- 自分はどんなキャンプをしたいのか
完璧を求めすぎず「最低限あれば何とかなる」と割り切るのも大事。むしろ不便を楽しむのがキャンプの醍醐味です。
ぜひ、準備の際にはこの4つのポイントを思い浮かべてください。
まとめ
「ソロキャンプに持っていくもの6選」をテーマに、それぞれのアイテムを選ぶときのポイントやおすすめアイテムなどをご紹介しました。
ソロキャンプの醍醐味は、誰にも邪魔されず自然の中でゆったり過ごす時間です。
お気に入りの道具に囲まれて、おいしいものを食べながらリラックスするのはホテルや自宅では味わえない開放感があります。
一方でキャンプ道具はやはりお金がかかるものです。
テントやシュラフだけでも、こだわって探せばすぐに予算をオーバーしてしまいます。

そういうときは、キャンプ道具のレンタルを検討してみるのも賢い方法です。
高いアイテムほど「思っていたのと違った」ということにならないよう、まずはレンタルで試してみるのがおすすめ。
レンタル品は自宅へ届けてもらうほか、現地配送も可能です。レンタルをうまく活用しながら、快適で楽しいソロキャンプライフをおくりましょう。