心身をリラックスさせるために温泉に行く方も多いのではないでしょうか。温泉には疲れを癒すだけでなく、非日常を体験できるといったたくさんの魅力があります。
一方で、温泉に行くとなぜかすごく疲れると感じる方が多いのも事実。
入浴で疲れるのは、もしかすると誤った湯船のつかり方をしているのが原因かもしれません。
本記事では、温泉で疲れる理由や正しい入り方を紹介していきます。すぐにできるものばかりなのでぜひ意識してやってみましょう。
温泉で疲れる理由は運動している状態と一緒だから

温泉に入り日ごろの疲れが回復したかと思いきや、なぜか疲労が蓄積してしまうことがあります。
理由は、入浴中の体と運動中の体は一緒の状態だからです。
お風呂に入っているときは、体を動かすことがあまりないため、不思議に思う方もいますよね。実は、湯船で体があたたまり体内の熱を外へ出すために大きなエネルギーを使っていることが疲れの原因。
運動と異なり、体を動かすことはありませんが熱を逃がすためにエネルギーを使っていることに変わりないため当然といえます。
温泉で疲れるのがイヤならこれやって

疲れを癒しに温泉にきたのに逆に疲れてしまっては元も子もありませんよね。
しかし、入浴後の疲労は湯船につかる前であったり入浴時間を調整したりして防ぐことが可能なのです。
温泉での疲れに悩まれてる方やこれから温泉に行こうと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
温泉につかる前にできること
入浴後の疲労は、湯船につかる前の行動で大きく変わるといっても過言ではないでしょう。
ここでは、入浴前からできる温泉での疲れ防止について3つ紹介していきます。
事前にかけ湯をおこなう
風呂場に入ったら、まずはかけ湯をしましょう。
かけ湯は、入浴する前に体がお湯の温度や温泉成分に慣れるための準備です。
手や足元など心臓と離れた部位からはじめ、徐々に全身へかけていきましょう。
かけ湯をすることで心臓の負担軽減、体温や血圧の上昇を抑える効果が期待でき心臓発作や脳卒中の予防にもつながります。
湯船をよごさないためなどマナーの印象が強いかけ湯ですが、たくさんのメリットがあるのでぜひやってみてください。
全身を洗う

かけ湯の次は、体を洗いましょう。
入浴前に体を洗うと皮膚の油やよごれが落とされ温泉成分が肌に浸透しやすくなります。温泉の効能を最大限引き出すには体を洗うことが不可欠です。
温泉は、たくさんの方が利用するため衛生面を考慮し頭や体を洗うことが推奨されています。浴場に入ったら全身を洗ってから湯船につかりましょう。
体を洗う際は、周りの方に水をかけないようマナーを守りながら利用してください。
入浴前後に水分補給をする
入浴後の疲れ防止には、水分補給も欠かせません。タイミングとしては湯船につかる前後がおすすめです。
入浴中は、体の熱が上昇し体力を大きくつかうのでたくさんの水分が外に逃げてしまい、脱水症状になる危険性も。
体の水分が不足すると、下記のような症状が現れます。
- 血液が凝縮され全身に渡りづらくなる
- 血管が詰まってしまう
最悪の場合、疲れが取れないだけでなく脳梗塞や心筋梗塞になる可能性もあるでしょう。
ですので、入浴前後にはのどが乾いてなくても水分をとるように心がけてください。
入浴は1回10分を目安に
温泉に入る際は、1回10分程度にしましょう。
長時間の入浴は、体温が上がりのぼせるおそれがあるため、おすすめできません。
のぼせることによって、めまいや立ちくらみなどを引き起こし転倒して事故につながることもあります。
基準として、顔や額に汗が浮かんできたら風呂から出るようにしましょう。
入浴後は、湯冷めをしないよう暖かくして過ごすことも重要です。
まとめ

温泉で疲れる理由や疲れを防ぐ方法について紹介しました。
入浴後に疲れが抜けないのは、体のエネルギーを消費していることが原因です。
温泉につかって疲れをとるつもりが、かえって疲れてしまっては本末転倒。
大切なのは、正しい入浴方法を知っておくことです。それが疲れをとるカギになります。
しかし、どのような温泉があるのかを知らないと充実した時間を過ごすのは難しいですよね。
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私も湯船から上がると体がくたくたのときがあったのでよくわかります。